エコキュートとは?

エコキュートとは?

大気の熱でお湯を作る省エネ給湯

エコキュートは、空気中の熱を利用して効率的にお湯を作る省エネ型の給湯器です。

ヒートポンプ技術を活用し、夜間の安い電力でお湯を沸かすため、光熱費を抑えながら環境にも優しいのが特徴です。

ご家庭での消費エネルギーの内訳は?

ご家庭の消費エネルギーの約3割は「給湯」に使われているんです。

もともと省エネ性能が高いエコキュートですが、ここ10年でさらに進化を遂げています!この部分を最新の高効率エコキュートに交換すれば、光熱費の節約効果もさらにアップ!
家計にやさしく、環境にも貢献できるエコキュートへの切り替えをぜひご検討ください♪ 😊

出所:資源エネルギー庁」「令和5年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2024)
注:四捨五入しているため、割合は合計が100%とは限りません。

世帯あたりのエネルギー消費原単位

エコキュートのメリット

1 省エネで光熱費を節約!

エコキュートは、ヒートポンプで大気の熱を圧縮し、夜間の安い電力でお湯を沸かして電気代を抑えます

ランニングコストの算定基準

※ ランニングコストの算定基準(Panasonic調べ) 下記条件にてランニングコストのめやすを試しています。

  • 家庭用ヒートポンプ給湯機:HE-JPU37LQS
    電気温水器:DH-37G5QU
  • 運転モード:「おまかせ節約」
  • 外気温、給水温度:広島地区
  • 給湯負荷:日本産業規格 JIS C 9220の年間 給湯保温モード熱量
  • 電気料金:中国電力「電化Styleコース」燃料調整額除く 基本料金含まず ※2024年9月 調べ
  • ガス料金:広島ガス 従量料金単価:226.63円/m3(税込)で算出(基本料金含まず)※2024年9月 調べ
  • 石油料金:料金単価:125.6円/L(税込) ※2024年7月 調べ
    ※機器等の購入費用や設置・施工費用は含みません。

2 環境にやさしい!

エコキュートは再生可能な大気中の熱を使ってお湯を作るので、環境にもやさしい給湯機器です。
ガス給湯器などに比べ約60%も、CO2排出量が削減できます!

給湯器1台あたりのCO2排出量

試算条件
想定年間給湯負荷19.4GJ/年、エコキュート年間給湯効率3.5、従来型燃焼式給湯器効率0.8
電力CO²排出係数0.351㎏-CO²/kWh(電気事業連合会2009実績)
従来型燃焼式給湯器燃料CO²排出係数0.057t-CO²/GJ(都市ガス、LPG、灯油の加重平均)

3 停電しても、お湯が使える!

停電時にも、シャワーや蛇口からお湯が使えます。

エコキュートは貯湯式なので、タンクにお湯が溜まっている間はそのまま使用できます。一方、一般的なガス給湯器は「瞬間式」と呼ばれ、お湯を使うタイミングで瞬時に沸かして給湯するため、停電時には使用できません。


停電時のエコキュートは通常の水圧より弱くなることがありますが、蛇口やシャワーからお湯を出せるため、突然の停電でも安心です。

ただし、給湯温度の調整や追い焚き機能は使えない場合があるため注意が必要です。

断水時・停電時の対応

停電時の対応

エコキュートは、停電時でもタンク内にお湯が残っていれば使用可能です。
シャワーや蛇口からお湯を出せますが、給湯温度の調整や追い焚き機能、リモコンの操作はできなくなるため、注意が必要です。

停電が復旧した後は、エコキュート本体の電源が自動でオンになる場合もありますが、リモコンが正常に作動しない場合は、ブレーカーの確認や再起動を行うと改善することがあります。また、長時間の停電後はシステムの設定がリセットされていることもあるため、取扱説明書を確認しながら適切に対応しましょう。

停電時エコキュートを使うポイント
  • タンク内のお湯を無駄にしないように節約して使う(復旧までの時間を考慮)
  • お湯の温度調整ができないため、やけどに注意する
  • 復旧後にエコキュートが正常に動作するか確認し、必要に応じて再起動する
断水時の対応

エコキュートは貯湯式のため、断水時でもタンク内に残っているお湯を使うことが可です。ただし、水道が止まると給水ができないため、タンク内の水やお湯を使い切ると新たにお湯を作ることはできません。そのため、復旧するまで、できるだけ節約して使用することが大切です。

また、エコキュートには非常用取水栓が備わっており、断水時にはこの取水栓を使ってタンク内の水を生活用水(トイレの流し水や洗い物など)として活用できます。ただし、この水は飲用には適さないため、煮沸消毒するか、飲料水としては別途確保しておく必要があります。

エコキュートから湯水を取り出す例

注:機器によって、非常用取水栓の場所や操作方法は異なります。必ず機種ごとの取り出し方法を確認してください。

断水時エコキュートを使うポイント
  • お湯を無駄にしないよう、最低限の使用にとどめる
  • 非常用取水栓の使い方を事前に確認し、緊急時に活用できるよう準備する
  • 断水中に給湯を無理に使うと、機器の故障につながる可能性があるため注意する
  • 水道が復旧した後は、エコキュートのフィルター清掃や試運転を行い、正常に動作するか確認する

新型のエコキュートは、こんなところが快適!


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ヒートポンプの仕組み

空気中の熱をとりこむ

エコキュートは、屋外ユニットで空気中の熱を吸収します。このとき、低温の冷媒(熱を運ぶ特殊な物質)が熱を取り込みます。

②冷媒を圧縮して高温化

吸収した熱を含んだ冷媒をコンプレッサーで圧縮します。圧縮すると冷媒の温度と圧力が上がり、非常に高温の状態になります。

③熱を水に伝える

高温になった冷媒は、貯湯タンク内の熱交換器を通じて水に熱を伝え、タンク内の水がお湯になります。

④冷媒を冷却し再利用

冷媒は、また低温・低圧の状態に戻り、ヒートポンプのサイクルをくり返します。効率的な循環により、少ない電力で大量のお湯を作ることができます。